遠赤外線電子イオン熱分解装置
遠赤外線と電子e-(マイナスイオン)によって有機物をすべて分解し、アップサイクル可能なセラミックパウダーにする次世代の低負荷環境システムです。
                     株式会社東亜電機工業社
                     株式会社IMUGENOS
有機物の熱分解プロセス
熱分解は4つの段階を経て進行します。各段階で有機分子が変化し、最終的に安定した生成物が形成されます。
01
開始(Initiation)
熱エネルギーによって有機分子が不安定になり、分子内の結合が切断され、フリーラジカルが生成されます。
02
伝播(Propagation)
生成されたフリーラジカルが他の分子と反応して、さらに多くのフリーラジカルを生成します。より小さな分子やガスが形成され始めます。
03
停止(Termination)
フリーラジカルが互いに結合して安定な分子を形成するか、不活性な生成物を形成することで反応が停止します。固体残留物(チャー)、液体(タール)、ガスが生成されます。
04
代替経路での活性化
マイナスイオンが流入し、ラジカルと反応することで、ラジカル状態が継続します。この段階により熱分解が持続的に進行し下記の状態になります
熱分解とは
有機化合物を、低酸素状態で加熱することによって行われる化学反応です。
燃焼との大きな違いは、酸素との化学反応ではなく、物質の分子構造を熱によって破壊する分解反応であることです(pyrolysis, thermolysis; thermal decomposition; thermal cracking)。

熱分解技術は外部からの酸素供給がなく、有機物内の酸素を利用します。
燃焼と熱分解技術の違い
熱分解技術は従来の焼却と比べて、環境負荷が大幅に低く、効率的な処理が可能です。
圧倒的な減容効果
廃棄物処理に伴う埋立地の不足は年々深刻化しており、このままでは20年後には焼却灰や不燃ごみの埋立が難しくなる恐れがあります。
熱分解装置は、廃棄物を約1/200程度まで減容することが可能です。これは通常の焼却処理と比べると減容率は1/10に値します
圧倒的な減容効果
廃棄物処理に伴う埋立地の不足は年々深刻化しており、このままでは20年後には焼却灰や不燃ごみの埋立が難しくなる恐れがあります。
熱分解装置は、廃棄物を約1/200程度まで減容することが可能です。これは通常の焼却処理と比べると減容率は1/10に値します。
燃焼
大量の空気を送る必要があり、補助燃料も投入。殆どの空気がCO₂として排出されます。
酸化反応
大量の空気を送らないと自然に鎮火し、燃焼は継続しません。
遠赤外線電子イオン熱分解
少ない酸素量でも電子e-を付加することでラジカル反応が継続。熱エネルギーが保たれ、熱分解が連続します。
私達の目指すもの
Local Recycling And Disposal
地産地処理型のリサイクル&廃棄物処理ソリューション
地域で発生した廃棄物を地域で処理する「地産地処理」により、コスト削減と環境保全の両立を目指します。圧倒的な減容率(約1/200~1/400)と滅菌処理により廃棄物処理単価約1/10を実現します。
コスト削減
廃棄物を削減し、自社処理により外部依存を低減。運搬費や処理委託費を抑え、コストを最適化します。
環境保全
熱分解処理により、廃棄物の処理や運搬時のCO₂排出を削減。地域内処理で環境負荷を軽減し、持続可能な運営を実現します。
資源循環
処理後の残渣は農地改良材や建材として再利用可能。廃棄物を減らし、資源を有効活用して循環型社会に貢献します。
リスク軽減
パンデミックや災害時の物流マヒによる廃棄物輸送の困難を、地産地処理により回避し、リスクを軽減します。
LRADの3つの特長
1
マテリアルリサイクル
有機物を限界まで分解し、純度の高いセラミックパウダーを生成します。残渣物のリサイクル化(高減容率:通常焼却灰の1/10程度)が可能で、陶器、ガラスなどの材料、吸着剤などの高機能材料にも活用できます。
2
低CO₂・低コスト・補助燃料不要
特殊技術により廃棄物のみのエネルギーで熱を持続できます。燃料を使わないため焼却と比べCO₂発生を大幅に削減(通常焼却の1/10程度)します。
3
その他の優位性
  • 混在(廃棄)物に強い → 細かな分別不要
  • 高含水率廃棄物に強い ← 炎ではなく、遠赤外線の畜熱効果
  • 安全性が高い ← 遠赤外線熱は筐体を熱しない
熱分解炉内の動作プロセス
熱分解炉は4つの段階を経て、効率的に廃棄物を処理します。
①立上げ
炉底に敷き詰めたセラミクス粉末を下面よりヒーターで加熱します。遠赤外線が発生します。
②床の完成
遠赤外線がセラミクス粉末表面に移り、床は完成。セラミクスからの熱により、投入物が乾燥→炭化します。
③投入物の炭化
セラミクスからの遠赤外線を受け熱分解される熱分解層に炭化物が常に供給されます。熱分解された投入物はガスと、固形セラミクスとして残り、セラミクスは炉底に堆積します。
④セラミックスの堆積
処理が繰り返され、セラミックが継続的に堆積されます
医療機関における経済効果
600床病院での費用対効果シミュレーション(12年間)
479M
導入前コスト
12年間の総処理費用(円)
211M
導入後コスト
12年間の総処理費用(円)
268M
差額利益
コスト削減効果(円)
5㎥タイプの導入により、12年間で約2億6,800万円のコスト削減が見込まれます。廃棄物処理費用の大幅な削減と、環境負荷の低減を同時に実現できます。
熱部分解イメージと反応について
LRAD 5つの差別化ポイント
他社製品にはない、LRADだけの革新的な特長をご紹介します。
着火不要
ヒーター制御で安全に立ち上げ。他社が手動点火なのに対し、LRADは電熱ヒーターによる自動加熱で再現性が高く、誰でも簡単・安全に運転可能です。
完全自動運転
24時間安心稼働。処理から排出までフルオート運転+遠隔監視対応で、人手いらず。投入と排出は完全に分離しています。
コンパクト設計
設置場所に困らない。スリム設計で省スペースに対応し、工事負担も最小限。駐車場2台分の広さがあれば設置可能です。
補助燃料不要
安全で低コスト。電力のみで経済的に稼働。乾燥減量装置と違って補助燃料が一切不要です。
独自排ガス処理
環境に配慮。独自開発した金属繊維フィルターを設置。クリーンな排出を実現し、GHGの削減に貢献します。
LRAD: 1/200~1/4

このシステムのお問合せは 株式会社シスブレイン 高橋

09090532455  [email protected] 北海道古宇郡神恵内村大字神恵内村83番29